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2017/09/01(金)

腰痛1.「知られざる腰痛の真実」

カテゴリー:腰痛

 

「慢性腰痛専門」なんて看板を出していますので、腰痛についてお伝えさせて頂きましょう。

意外と知られていないんですが、「腰痛とは腰が痛い状態を言う」

アタリマエですね。ゴメンナサイ。

冗談では無く、ホンキで「腰痛って何?」というテーマなんです。
実際に臨床をやっていると「腰痛」の範囲が広すぎるんです。

専門用語で申し訳ないんですが、背側の胸椎12番あたりから、尾骨までならともかく、
大腿骨大転子あたりまで、あるいは側腹部痛でも「腰が痛い」という表現で来院します。

「どこが痛いですか?」と尋ねると、腸骨の上前腸骨棘と大腿骨大転子の間を指す事があり、
「ゴメンナサイ、そこは腰じゃなくて股関節で良いと思います。」

なんて事はザラにあります。
それだけ人が「腰」と認識する部分は非常に広いという事です。

それはともかく。

まあだいたいは、背中の下のあたりから、お尻の上くらいまでを「腰」と認識するとして。
そのあたりが痛いわけですよ。
表現が実に多彩です。動きとの関連性や他の所見も判断材料として非常に重要です。

痛みの表現として—–刺すような痛み、ズキズキする、重い、違和感がある、ヤバイなど
自動運動関連で——動かすと痛い、動かさなくても痛い、動かさないと痛くないなど
他動運動関連で——動かされると痛い、動かされると痛いが自分で動かすと痛いなど
痛みがある部分に熱感がある、発赤(赤っぽい)、あるいは皮下血腫(アザ)があるなど。

まず、患者さんが訴える「自覚症状」で判断します。
それから、手の感覚や見た目も非常に重要です。

第一選択として覚えて頂きたい事が一つ。

ギックリ腰以外で何もしなくても鋭い、あるいは強い痛みがある場合は整形外科へ

まずレントゲンを撮って欲しいのです。
一番危ないのが「骨折」と「腫瘍」です。癌の骨転移も含みます。
だいたいレントゲンで判別できるはずですから、まずは整形外科に行きましょう。

理由は簡単。

手遅れになると命に関わる場合がある

脅しみたいに聞こえるかもしれませんが、そこは慎重にいきましょう。
整形外科に「骨に問題は無いですね」と言われてから、接骨院や整体に来て下さい。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

 

 

 

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