2017/11/01(水)
症例「肩関節周囲炎」
カテゴリー:症例
症例報告シリーズです。
今回は肩関節周囲炎です。
40肩とか50肩とかの別名がありますが、過去にレントゲンしか画像装置が無い時代で、骨には異常がないけれど、肩に痛みを訴え、場合によっては肩の挙上ができないもの。という感じです。
頭の後ろに両手を回す「結髪」動作や、帯を結ぶように両手を腰の後ろに回す「結帯」動作ができないという特徴もあります。
例えば、アメリカで警官にホールドアップされた時に、40肩だったらどうするんだろう。とか。
え?帯は前で結ぶものだよね?と柔道着等を着る習慣があった私はツマラナイ疑問を覚えたものです。
それはともかく。
最近では画像装置も進歩して、超音波だとかMRIだとかで、どこに炎症が起きているかがわかるようになりました。
ですから、肩峰下滑液包炎だとか、上腕二頭筋長頭健炎だとか、非常に長い名称がついています。
なぜなら、80代の肩が「40肩」では、若返ってしまい、バリバリ活躍できてしまうからです。
習慣での属名ですから、年齢とは関係がないようです。
本題。
整形外科で「40肩」と診断された患者さんが来院。
初診時で、右肩の挙上は30度程度。痛みは多少あり。
40代後半、建築現場の現場監督で、実作業に入りたくても立場上許されず、屋外で支持を出したり工程確認をするか、事務所でパソコンを使用して書類を作成する仕事とのこと。
できる範囲で右腕を挙上して頂いたところ、広背筋の停止部付近に硬結があり、思うように腕が上がりません。
痛みはあまり無いようで、可動行制限が主訴でした。
当然、肩回りをほぐしても改善しません。
そこで候補が出たのが腕の筋。
母指球あたりをほぐしてあげるとアラ不思議。かなり腕が上がるようになりました。
そのまま行けると思ったら、その後が悪く。
数回通院を繰り返しても、それ以上 改善しないのでターゲットを変えます。
腓骨筋でした。
それでほぼ垂直まで上がるようになりました。
そんなこともあるんですヨ。
最後までお付き合い頂き、ありがとうごさいます。
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