2017/11/10(金)
症例「正常圧水頭症」
カテゴリー:症例
整体の話では無く、医学一般論です。
「正常圧水頭症」という病気があります。
そもそも、脳と脊髄は液体の詰まった袋の中でぷかぷか浮いていて、外からの衝撃に耐えたり、水分調節をするのに役立っています。この液体は脳脊髄液(髄液)や脳漿と呼ばれます。
で、事故などで髄液が足りなくなるのは「脳脊髄液減少症」。頭痛、吐き気やめまいがひどくなり、日常生活に支障をきたします。
水頭症は脳脊髄液が多くなってしまい、脳が圧迫されてしまう病気です。
症状は「認知症」「歩行困難」「失禁」が代表的です。
要するに私の義母がこの病気で入院していました。
71歳女性、腰椎圧迫骨折で寝たきりになり、認知症に陥った。
せめて進行を防ぐためにも「物忘れ外来」で薬でも処方してもらおうということで受診。
MRIを始めとする各種検査で「正常圧水頭症」と診断され、一次的に少量の脳脊髄液を抜いて、効果があるかを試す試験入院を経て、ドレンチューブを体内に留置する為に手術を受ける。
持続的に余った脳脊髄液を自動で抜くわけですが、この効果が凄い。
・前のめりで危なっかしく膝を使わずヨチヨチ歩いていたのが、かなりしっかり歩けるようになる。
・低下していた理解力も回復し、会話での反応が早い。
・状況の判断と予測がしっかりできるようになる。
そんなふうに認知症症状から、かなり改善する。
もともと、ノンビリした人ですから、まあそこはそれでw
さすがに家事をバリバリこなす程は回復しませんでしたが、随分と変化は出ています。
本人曰く「脳みそ取り替えた」とのこと。
あまり多い病気ではないですし、必ずしもではないですが、70代前半での認知症の症状が出た場合、的確に検査の実施をお勧めしたい。
治るまではいかなくても、随分改善するかもしれませんよ?。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
「横浜市菊名駅前の慢性腰痛専門整体院 一宇~ITIU~」
https://www.横浜腰痛整体.com
※施術中は電話に出られませんので、留守番電話に自身のお名前と電話番号を入れて下さい。必ず折り返し致します。
※診察時間は14時〜21時までですがメールフォームからのご予約は24時間・年中無休で承っております。診察時間外にホームページをご覧の方は、ぜひメールフォームからのお問い合わせをお願いいたします。
※メールフォームはお名前・お電話番号・メールアドレスを入力するだけの簡単なものですのでお気軽にご利用していただけます。当院は完全予約制の為、事前にご予約をお願いしています。