2017/12/23(土)
症例「石灰沈着性肩関節周囲炎」
カテゴリー:症例
「オレはこんなに治せるぜ!!」というアピールは誰でもします。
という事で、「こればっかりは治せないから、病院に行って下さい。」という物の紹介もしてみましょう。
関節に石灰(カルシウム粒子)が溜まって関節がへばり付き、肩が痛い上に動かせない。
というものです。
症状としては、いわゆる「40肩とか50肩=肩関節周囲炎」とかによく似ています。
・肩が痛い
・腕が上がらない
・腕の動く範囲が狭くなる
・ケガとか明確な原因が無い
ほら、同じです。
違いはいくつかありますが、特徴的なものを3つ。
1.すごい痛い
肩関節周囲炎も痛いです。ですが、石灰沈着性の場合はかなり痛いです。
触られるのも痛い場合があります。
2.突然痛くなった
肩関節周囲炎も痛いです。ですが、「なんか肩に違和感があったけど、段々痛くなって来たから来院した。」というものが多いです。
しかし、石灰沈着性の場合は突然の激痛です。
3.レントゲンで石灰の沈着が認められる。
これが最大の違いです。石灰は骨と一緒ですから、レントゲンにモヤのように写ります。
他の症状として、「赤く腫れる」「痛くて夜寝られない」なんて話もありますが、石灰沈着性でなくてもそうなります。
正直なところ、数週間で治まる場合もあります。
ですが、なぜ「こればっかりは治せないから、病院に行って下さい。」とお伝えするか。
数週間、放置すると炎症が治まるかもしれませんが、今度は「40肩とか50肩=肩関節周囲炎」に移行する事があるからです。
「肩が痛いから動かさない」 ⇒ 「動かさないから動かなくなる」 ⇒ 「動かなくなってしまう」
という図式です。
「40肩とか50肩=肩関節周囲炎」には「フローズン・ショルダー(凍結肩)」という別名があります。
文字通り凍ったように動かなくなるということです。
石灰沈着性であれば、石灰を抜いたり炎症を沈めたりする事ができます。
ですから「固まる前に治療できるので、凍結が回避できる」ということです。
さらに、関節に石灰成分があるという事は、無理に動かすと関節にキズがつく危険性があります。
ですから、私は石灰沈着性が疑われる場合、病院への受診をお奨めします。
レントゲンを撮れば一発でわかるからです。
その上で、私に何かできる事がありそうでしたら、来院して下さい。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
「横浜市菊名駅前の慢性腰痛専門整体院 一宇~ITIU~」
https://www.横浜腰痛整体.com
※施術中は電話に出られませんので、留守番電話に自身のお名前と電話番号を入れて下さい。必ず折り返し致します。
※診察時間は14時〜21時までですがメールフォームからのご予約は24時間・年中無休で承っております。診察時間外にホームページをご覧の方は、ぜひメールフォームからのお問い合わせをお願いいたします。
※メールフォームはお名前・お電話番号・メールアドレスを入力するだけの簡単なものですのでお気軽にご利用していただけます。当院は完全予約制の為、事前にご予約をお願いしています。