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2017/06/08(木)

腰痛20.「筋肉が悪い」⇒「大腿部(太もも)の筋」⇒「太もも内側の筋」

カテゴリー:腰痛

 

太ももシリーズです。
と書くと、非常にアヤシイ感じがします(笑。

太ももには、前面・後面・内側・外側と4方向から筋肉が付着しています。
その為、非常に大きく動きますし、捻じるという動作も可能になっています。

今回は、内側の筋です。内転筋群と分類します。
「股関節内転」という動作は、足を外側から内側へと引く動きです。
ですから、「歩いていて、何もない場所で自分の足につまづく」という場合、内側と外側の筋肉のバランスに異常がある場合があります。
付着する部位によって、股関節を屈曲または伸展させますが、内転という作用は共通です。

【大腿内側】 内転筋群(大内転筋、短内転筋、長内転筋、恥骨筋、薄筋)
・大内転筋
非常に大きな筋肉です。当然力も強いです。
恥骨と坐骨から大腿骨に付着します。
大腿骨に付着しますが、2パーツに分かれて神経支配が異なります。
股関節を内転させます。

・短内転筋
恥骨下枝から大腿骨に付着します。大内転筋は膝上あたりまで付着しますが、短内転筋は上1/3に付着する短いものです。名前通りですね。
前側から付きますので、股関節を内転だけでなく、外旋と屈曲させます。

・長内転筋
恥骨から大腿骨に付着しますが、今度は真ん中1/3です。
中内転筋でも良い気がしますが、長内転筋です。
股関節を内転させるのはもちろん、屈曲もさせます。

・恥骨筋
恥骨から大腿骨に付着します。他に比べて短い筋です。
股関節を内転させるのはもちろん、屈曲もさせます。
これだけが神経支配が異なりますのでテストで狙われそうです。

・薄筋
恥骨から脛骨のにまでおよび、鵞足に付着します。
実はこれが一番長いです。
股関節を内転させるのはもちろん、内旋もさせますが、軽い屈曲もさせます。

そして、これらがどう腰痛に影響するかというと、多くが恥骨から付着して、股関節を屈曲させます。ですから、弱すぎると骨盤は後傾し、強すぎると前傾します。
これが腰痛の原因になることがあります。
内股部分が弱く痩せた高齢者などは後傾する傾向があるし、緊張して短縮した女性は前傾しがち。という事になります。
特に足を閉じてイスに座った状態が一番内転筋を短縮させてしまいます。

キチンと足を閉じて椅子に座り、歩くときは一直線上を綱渡りのように歩く。
表現だけなら、モデルのようで美しいです。
これでヒールを履こうものなら、もれなく骨盤前傾で反り腰で腰痛のできあがりです。

内股と太ももの前後の筋肉の柔軟性は大切です。とくに上のような生活習慣を送る、スタイリッシュな女性はなおさらです。
あぐらをかくとか、座って足を伸ばして開脚するストレッチなどが効果的ですが、無理をすると痛いですからご注意下さい。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

 

 

 

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