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2017/09/25(月)

腰痛13.「筋肉が悪い」⇒「筋筋膜性腰痛」

カテゴリー:腰痛

 

筋膜ストレッチ用のローラーだそうです。ロゴ入りの画像を張って宣伝に一役買うところでした。

腰痛で新しい内容になります。

今度は「筋肉が悪い」ので腰痛を発症するパターンです。
当然ですが、腰にも筋肉はあるわけで、構造も共通しています。

そもそも筋は伸び縮みのできる繊維の集合体ですが、ある程度の繊維束を「筋膜」という膜で覆われています。イメージとしてはソーセージの皮の部分です。
筋膜で包まれた筋繊維の束が集まって、さらに大きな筋膜で包まれます。これが何度も繰り返されて、見た目でひと固まりの大きな筋肉になっています。

で、その「筋膜」に炎症が起きる、傷がつく、筋肉自体が切れてしまう。
これが「筋膜性腰痛」です。
簡単に言うとケガですね。腰の筋肉の肉離れとも表現できます。

原因はいくつかありますが、分かりやすいのは「強い力が働いた場合」。
交通事故で強い衝撃を受けた、スポーツで強く曲げた・捻ったなどの強い力が働いた場合。
想像するのは簡単です。
ブチっといくわけです。

もうひとつは「硬くなった筋膜に、おかしな力が働いた場合」
まずは、疲労や冬場の冷えなどが前提です。
伸び縮みできなくなった筋肉があります。
強い力が働いて傷がつくのは当然ですが、疲労の蓄積がある一定を超えると裂傷が発生します。
ソーセージを両手で持って曲げましょう。温めたものが理想的です。
人体と状態が似ているので。で、曲げていきます。ある程度までは曲がりますが、それを超えるとパキっといきます。
この状態です。わかりましたね?

有名なのが「ギックリ腰」です。
重いものを持ったときに「うっ!!」というのがパターンですが、実はさまざまな瞬間に発生します。
朝、歯磨きをした後に、口をゆすいで吐き出した瞬間。
靴下を履こうとして屈んだ瞬間。
高齢者介護施設で仕事をしている女性が、中腰の時に利用者さんにお尻を触られ、背筋を伸ばした瞬間(実話)。
床にある段ボール箱を持ち上げようとした時に、重いと思ったら軽かった場合。

ギックリ腰の出来上がり。
整形外科、接骨院、治療院等の電話が鳴るきっかけです。

参考までに当日絶対にやってはいけない事があります。
それは

温める事

これだけは絶対やってはいけません。
ギックリ腰はほとんどが急性です。痛めたのが筋でも筋膜でも関節包でも靭帯でも腱でも、場所はなんでもいいですから、「炎症」や「内出血」が起きているハズです。
熱っぽい、ズキズキする、腫れぼったい、アザができている。
そんな症状がある時は、だいたい炎症があります。
炎症を温めると、ほとんどが悪化します。内出血があっても同様です。

打ち身ができました。アザができました。温めないですよね?
虫歯が痛いです。温めないですよね?
突き指しました。ズキズキします。温めないですよね?

腰だって同じです。
よく聞くのは、「やっちまったと思ってお風呂に入れば良いと思ってゆっくり温まったら、その時は良かったですが、翌朝起きられませんでした。」なんて話です。
温めると悪化します。症状は強くなりますし、治りも悪いです。
温めて良いのは、炎症が治まった後です。

ギックリ腰だと思ったら、温めずに安静にし、できるだけ早くに医療機関にかかりましょう。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

 

 

 

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