2017/09/24(日)
本「医者ではわからない からだの異常はなぜ左に現れるのか」
カテゴリー：お勧めの本
「医者ではわからない からだの異常はなぜ左に現れるのか」
花山水清 著
健康人新書
ISBN978-4-331-51908-0
接骨院、マッサージ院、整体院などのセラピスト業界は、様々な経歴を持つ人達が集まる業界ですが、とりわけこの本の著者はわりと異色で「元美術家」という経歴の持ち主。
「身体のデッサンの狂いが疾患の所在を意味していることもある。」なるほど、美術家らしい表現だと思います。
「もともと、人体は左右対称ではないが、それに規則性があることは知られていない。その規則性を拾い集めると法則めいたものが見えてくる。それを疾病と照らし合わせると医学的判断と違った結果にたどり着くが、医学で解消されなかった問題が解決されることがある。」というテーマをベースに書かれています。
「単純に左右差ではなく、法則性のあるデッサンの狂いを修正すれば不調が解消される。」という施術方法を編み出した経緯が詳しく書かれています。
面白いのは美術家らしく、ウシの左右差を調べるのに北海道に行ったり、古代ペルー人の頭蓋骨を調べにペルーまで飛ぶというあたりだったりします。
題名の「なぜ左に現れるのか」という結論についてはネタバレになるので書きませんが、個人的見解は賛成半分、反対半分。というところでしょう。
最後までお付き合い頂き、ありがとうごさいます。
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