横浜市港北区で唯一の「慢性腰痛」専門整体院 一宇~ITIU~

いいね。そこそこそうそう。悪く無い。

腰が痛いんだから、腰の筋肉が悪い。
アタリマエです。

シンプルにいきましょう。

そもそも、腰というよりは広く背中の筋は３つに大別されます。
1.上肢(腕)の動きに関わる筋
2.呼吸の補助筋
3.脊柱を動かす筋　⇒　固有背筋　＝　肉で言えばロース

ここでは③の固有背筋にターゲットを絞りましょう。
3Ａ.　「長背筋群」　浅い部分にある複数の脊椎にまたがって付着する筋。
3Ｂ.　「短背筋群」　深い部分にある1つの脊椎と1つの脊椎を繋ぐ短い筋。

さらに付着する場所によってタイプがⅣつに分かれます。
全て筋の起始は骨盤側、停止は頭側です。

Ⅰ　棘突起　⇒　棘突起　
　　　　　　　　3Ａ.　棘筋　　　　　　　　
　　　　　　　　3Ｂ.　棘間筋
Ⅱ　横突起　⇒　横突起　
　　　　　　　　3Ａ.　最長筋・腸肋筋　
　　　　　　　　3Ｂ.　横突起筋
Ⅲ　棘突起　⇒　横突起　
　　　　　　　　3Ａ.　板状筋
Ⅳ　横突起　⇒　棘突起　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　3Ｂ.　横突棘筋(回旋筋、多列筋、半棘筋

赤字の３つを「脊柱起立筋」とします。
脊柱の棘突起から近い方から　棘筋・最長筋・腸肋筋となりますし、体表から触る事ができます。
椎体１つ１つを繋ぐ筋といくつかにまたがって繋ぐ筋があり、このへんが何かの原因で血行不良や硬結ができたり、炎症が起きたりすると痛いのはアタリマエでいいでしょう。
筋自体の痛みもあるでしょうし、筋がちゃんと動かないから発生する骨等の痛みもあると思います。
カイロプラクティックでいうところのサブラクセーションで筋の痛みが発生するのも想像ができます。
椎体の棘突起をつまんで、よく動くようにゆすってあげると関節機能が回復することもあります。

固有背筋からぐるりと回って脊柱のサイド部分には「腰方形筋」が、もう少しお腹側に回って「大腰筋」があります。背骨に付着しているのですから、このあたりの筋が原因でもおかしくないと思います。

腰部という観点では、内外腹斜筋や腹横筋なども今回のテーマには入れても良いでしょう。

直接マッサージなどで血行を回復させたり、硬結を取ってあげたりすれば痛みは和らぎます。
しかし、通常は直接筋を緩めるのは痛みを伴います。
硬いところをゴリゴリほぐそうとするのですから当然でしょう。

治療院での「ここ痛いですねー。」「痛いです、痛いです。超痛いです。」「頑張って下さいねー。」「効きます効きます。そこヤバいっす！！」という会話はこのへんの実況中継です。
それが好きな方はご自由にどうぞ。盛り上がって楽しそうでよかったです。

特にテレビでの絵面での分かりやすい表現の為の大袈裟なリアクションが原点になる「痛くないと効かない」という、文化もどうかと思います。
少しリスクが伴うのは簡単に想像ができます。
筋が痛む、神経が痛む、血管が痛む、場合にょっては横突起骨折なんて怖い事もありえます。何より患者さんが痛いです。それが好きな方であれば良いのですが、そうでない場合もありえます。

では、硬結を直接ゴリゴリほぐす方法以外に手段はあるんでしょうか。

あります。

一番分かりやすいのは鍼や灸のピンポイント物理刺激ですね。
私は鍼灸の資格はありませんので、どちらも行う事ができません。
それじゃあ、ゴリゴリ直接ほぐせばいいか。
答えはＮＯです。

実は、やり方があるんですよ。

最後までお付き合い頂き、ありがとうごさいます。