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2017/10/04(水)

腰痛18.「筋肉が悪い」⇒「大腿部(太もも)の筋」⇒「太もも前面の筋」【横浜菊名の整体院 一宇~ITIU~】

カテゴリー:腰痛

 

さすがに「太もも」だとセクシー画像ばかりだなあ。じゃあコレにしよう。

「筋肉が悪い」シリーズも段々と下に下がってきました。
症状の出ている「腰」から遠ざかって行くということです。

今回は太ももの筋肉です。
基本的に足を動かす筋肉は骨盤から伸びていきます。
骨盤 ⇒ 大腿骨
骨盤 ⇒ 脛骨
骨盤 ⇒ 腓骨
こんな感じです。

となれば、足の筋に問題があると腰に影響が出ても不思議ではなくなります。

骨盤と足を繋ぐ股関節は、前後左右に自由に動きます。
腕なんかとも同様に可動域の大きな関節です。
付いている面ごとに説明していきますが、多いので数回に分けます。

【大腿前面】 大腿四頭筋 (大腿直筋・中間広筋・内側広筋・外側広筋)
「クアド」と省略したりしますが、太もも前面の大きな筋です。
股関節の屈曲と膝関節の伸展に関わり、歩くまたは走る動作では必須です。
[四頭筋」というからにはアタマが4つあるわけで、それぞれがそれぞれの作用をします。

・大腿直筋
 骨盤から膝蓋骨を超えて脛骨に付着します。
 非常に大きく力強い筋肉ですが、それが原因で成長期でのスポーツ障害である「オスグットシュラッター病」に大きく関わります。
 筋力が強すぎて、骨からはがれるという状態です。
 また、骨盤に付着していますから、骨盤の前傾や後傾にも関与しますので、緊張や弛緩の度を過ぎれば腰痛の原因になりかねません。
 背面であるハムストリングスとのバランスが重要です。
 大腿四頭筋で唯一の2関節筋ですから、テストでよく使われますが、そろそろ使い古しのテッパン問題になってしまっています。

・中間広筋
 大腿直筋の下にある非常に力強い筋です。当然、体表から直接は触れません。
 骨盤には付着していませんので、股関節の運動には関与しませんが膝を伸展させる働きがあります。 
 大腿直筋との二層構造になっているため、両者がうまく働かないと、太もも前面の機能に問題が生じる為、やはり腰痛の原因になる場合があります。

・内側広筋
 太もも前面の内側の筋です。
 膝の伸展にも関わりますが、膝蓋骨の安定性において重要です。
 対になる外側広筋とのバランス次第で膝蓋骨脱臼やエックス足などの形態異常とも関係します。
 
・外側広筋
 太もも前面の外側の筋です。
 内側広筋と同様、膝蓋骨の安定とオー脚などの形態異常にも関係します。

ところで。
なぜこんなに多くの筋が「膝を伸ばす」という運動に使われているのでしょう。
元々、四つ足動物だったはずですので、本来のカタチで考えます。
基本的に生物の身体は生存するのに適したカタチをしているハズです。
ですから、逃げるまたは獲物を追うのに必要なカタチです。

「走る」という動作をするときに、蹴るより先に足全体を引き上げるまたは腹側に引き寄せる必要があります。
その際に、ちゃんとまっすぐ引き上げることができないと、その後に適した方向に蹴ることができません。
ですから、左右バランスよく安定した引き上げが必要になり、股関節は別の筋が担当しますが、ひざ下については大腿四頭筋が担当です。
ひざ下がグラグラしていては、安定した走りが得られないということでしょう。多分。
実際に加齢などで内側が弱りも外側が発達して固くなると足はオー脚になり、走る事はできなくなります。

しかも、「走る」という動作は背面の筋で引くだけでなく、前面の筋も強く作動します。
座っている態勢から立ち上がろうとして下さい。前面の大腿四頭筋が強く収縮するのが分かるはずです。

静止あるいは待機している状態の四つ足動物の膝関節は屈曲しっぱなしです。
ヒトの場合は立っている状態では伸展しっぱなしです。
立っている際に無意識で作動している「抗重力筋」にも含まれていますので、ヒトの大腿四頭筋は四つ足動物よりも良く発達しています。
足元の猫で確認しました(笑

高齢者の運動指導で「よく散歩をしてください。」というものがありますが、大腿四頭筋の強化にはあまり効果はありません。
実際に歩いてみましょう。思っているよりも太ももは高く上がっていません。
筋力アップをするのであれば、筋トレが必要です。
空気椅子あるいはハーフスクワットが効果的です。
変形性膝関節症の方に「膝の安定性が大切ですから、膝の筋トレをしましょう。」という指導もあります。
できるわけないでしょう。膝が痛いのに。と思いますが、方法が一つあります。
プールでの水中腿上げです。
陸上ではできない腿上げが、水中であれば負担なく可能になります。
「でも先生、水に濡れるのは嫌なんです。」という可愛いワガママを言う超ベテランのオンナノコの説得は大変ですが・・・。

立っている時も歩く時にも働く筋肉です。
もし問題があれば身体の中心である腰に影響しても不思議は無いと思います。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

 

 

 

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