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2017/10/06(金)

腰痛19.「筋肉が悪い」⇒「大腿部(太もも)の筋」⇒「太もも後面の筋」【横浜菊名の整体院 一宇~ITIU~】

カテゴリー:腰痛

 

「カモシカのような足」意外と太いですよね??

解剖学的には背中側ですから「背面」にある「ハムストリングス」です。
語尾に「ス」がついていますので複数形です。
大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つをまとめて呼ぶことにしています。
大腿前面でも4つの筋をまとめて「四頭筋」扱いしていたのは、同じく大きなブロック状だからです。

前述の通り、「走る」「歩く」という動作には非常に大切です。
四つ足動物のハムストリングスは非常に発達しています。
前回同様、足元の猫で確認しました(笑
前面の大腿四頭筋との拮抗筋ですから、逆の作用に働きます。股関節を伸ばす伸展動作と膝関節を曲げる屈曲動作です。
全て骨盤のパーツである坐骨の坐骨結節から伸びます。

【大腿背面】 ハムストリングス (大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)

・大腿二頭筋
 停止は腓骨の腓骨頭ですが、起始が2つあります。長頭は坐骨から、短頭は大腿骨からです。
 ですから、長頭は股関節の運動に関与しますが、短頭はしないことになります。
 ハムストリングスの外側担当ということになるでしょうか。

・半腱様筋
 今度は内側担当の2つです。
 半腱様筋は浅い部分の筋で、坐骨結節から脛骨の内側に付着します。
 
・半膜様筋
 半膜様筋は半腱様筋の奥にある筋です。坐骨結節から脛骨の内側に付着しますが、付着部の腱が扁平ですから、広い範囲で骨と結合していきます。

ハムストリングスは大腿二頭筋を2つの筋肉とカウントすれば、4つの内の3つが股関節の伸展に関与します。
前面の大腿四頭筋は4つの内1つだけでした。股関節伸展という動作がいかにパワーが必要で重要かがわかります。

柔軟性が失われたり、緊張が高くなったりすれば、骨盤は後傾します。
すると、もれなく脊椎と骨盤の付け根に負担がかかりますので腰痛の原因になりかねません。

大腿二頭筋と半腱・半膜様筋の間にスキマがあります。両者の筋膜の間に癒着があれば、正常に機能しなくなり、内側と外側のバランスが崩れます。
そのスキマに肘あるいは指を差し込んで癒着をはがすこともできますが、それよりも使うのがその奥にある坐骨神経に刺激を入れることです。
筋をよけてよけて侵入しましょう。水道ホース程度の坐骨神経のコリコリっとした感じが触れてきます。
神経線維を揉んで柔らかくすることは出来ませんが、周囲血管を刺激して血流を促進する事が可能です。
しかし、非常に痛く、響く感じがしますので加減が必要です。
どのくらい痛いかというと、腰痛の人であれば悲鳴を上げてうっすらと汗をかく程度でしょうか。
東洋医学的にはうっ滞した熱が一気に発散されるの。ということでした。
説明してくれた鍼の先生はドSで有名でしたので、悲鳴が上がるのは日常でした(笑。
実際に腰痛は楽になりますが、ほどほどにしましょう(笑。

腰痛ではありませんが、競技スポーツでもハムストリングスはよく肉離れを起こします。
膝関節伸展で股関節屈曲の時、強い力がかかった時に半腱・半膜様筋に肉離れが生じることが知られています。
走り幅跳びの全国レベルの選手が時々来院していたのも納得できます。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

 

 

 

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